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【第24回】北総の小江戸を歩く:千葉のさわら雛めぐりウォーク

■タイトル:北総の小江戸を歩く:千葉のさわら雛めぐりウォーク
■ルート概要:佐原駅ー>ほていや本店ー>伊能忠敬記念館ー>諏訪神社ー>佐原駅
■タイトル:北総の小江戸を歩く:千葉のさわら雛めぐりウォーク
■ルート概要:佐原駅ー>ほていや本店ー>伊能忠敬記念館ー>諏訪神社ー>佐原駅
■スタート地点:佐原駅
■中継地点:ほていや本店
■中継地点:タカヤナギ
■中継地点:正上
■中継地点:伊能忠敬記念館
■中継地点:中村屋商店
■中継地点:八木清商店
■中継地点:諏訪神社
■ゴール地点:佐原駅
■歩行距離:約3.7キロメートル(約46分)+寄り道歩き約1キロ(全約2時間)
■歩数:約7,800歩(歩幅60センチとして計算)
■想定消費カロリー量:約310キロカロリー(100歩約4キロカロリーとして計算)
■今回のご褒美:地元のスイーツや黒切りそばを堪能


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自分のオリジナルルートを楽しむのが「スマスリウォーク」。さて今回は、前回の谷根千に続いて、関東の古都を歩く北総(千葉)の小江戸・佐原(さわら)ウォークを企画してみました。千葉香取市の佐原地区は、川越市、栃木市と並んで、関東の小江戸3市としても有名で、建ち並ぶ土蔵や商家からは、江戸時代の情景が思い浮かぶほど、歴史豊かでのどかな場所です。

googleマップの設定は、スタート地点に「佐原駅」、続いて経由地点として、佐原の小江戸を思わせる名店や名所を入力して周遊しましょう。「ほていや本店」「タカヤナギ」「正上」「伊能忠敬記念館」「中村屋商店」「八木清商店」「諏訪神社」を入力、そしてゴール地点に「佐原駅」をセット。スマートフォンの場合はいくつかに分けてコース設定してください。コースを確認したら早速スタートしましょう。

雛めぐりまねき布
(雛めぐりまねき布)

現在「さわら雛めぐり」を実施中(2012年3月25日まで)。(雛めぐりマップ:http://m-kaze.com/gurumi/images/mapA4_2012.pdf)さわらの40店舗を超えるお店に、昔から各家に伝わる「お雛さま」が展示されています。さわらに行けば、マップももらえますので、ぜひ貴重な雛人形の数々をウォーキングの合間に見て回るのも楽しいですよ。「雛めぐり」と書かれたピンク色のまねき布が店先に出ているので、それを目印にしましょう。

佐原駅
(佐原駅)

佐原駅には、JR成田線で成田駅から銚子行きで約30分。東京からは、高速バスで東京駅から銚子行きの直行便で行くこともできます。駅南側に出ると、佐原の町並みをイメージさせて昨年2月にリニューアルした木造建ての駅舎が出迎えてくれます。江戸時代には、利根川を上ると江戸城の門前まで船で物資を運べるとあって、東北地方の年貢米など物資の集積地として栄え、その賑わいぶりは、「お江戸みたけりゃ 佐原へござれ」と言われたほどです。

ほていや
(ほていや)

まずは電車沿いに銚子方面に向けてウォーキング開始。小江戸めぐりの最初は、江戸の老舗和菓子店「献上銘菓・佐原ばやし本舗・ほていや」(http://homepage3.nifty.com/SAWARAHOTEIYA/sub3.htm)。大名に献上していたという「佐原ばやし」などのお茶請け菓子が有名です。「雛めぐり」キャンペーンでお雛さまも飾られているほか、限定商品も発売中。また、その角を左に少し進んだところにある「洋菓子・タカヤナギ」は、千葉県産の米粉と佐原で採れたさつまいも「さわらっこ」でていねいに仕上げたロールケーキ「さわらっこロール」が最近の人気商品。

小野川を挟む小江戸の風景
(小野川を挟む小江戸の風景)

カフェ河岸日和
(カフェ河岸日和)

利根川の支流となる小野川沿いを南にすすみましょう。川沿いには、まさに小江戸の名に相応しい素晴らしい古い町並みが続きます。カフェ河岸日和(かしびより)は古民家を改造した水出しコーヒー専門店。

真亜房
(真亜房)

木の下旅館
(お宿きのした)

「板前割烹真亜房(まあぼう)」(http://www.mabou.info/)は地元の食材を大事に調理した和食屋さん。「お宿きのした(木の下旅館)」(http://hiroba.travel.coocan.jp/hatago/kinosita.html)も古い船宿だった建物をそのまま使って旅館にしたもの。

正上
(正上)

いかだ焼き
(いかだ焼き)

そんな古い町並みにひときわ目立つのが「いかだ焼き本舗・正上(しょうじょう)」(http://www.m-macs.com/33551/shoujyou/)。建物も素晴らしですが、ここのこだわりの一品もなかなかのもの。千葉は銚子や野田など、醤油の醸造でも有名ですが、この正上も元はお醤油やさん(今も地元の醤油を作っています)。そのおしょうゆ屋さんが作ったたれにこだわった手作り佃煮「いかだ焼き」は、銚子で獲れたわかさぎを佃煮にした絶品。ここにもお雛さまが正面に鎮座。

8.正上の雛人形.jpg
(お雛さま)

中村屋商店
(中村屋商店)

植田荒物店
(植田屋荒物店)

三菱館
(三菱館)

小野川をさらに下ると忠敬橋の交差点。角にあるのが荒物・雑貨の「中村屋商店」。安政2年(1855年)に建てられたもので、千葉県有形文化財に指定されているそうです。反対側にある「植田屋荒物店」(http://uedayaaramonoten.co.jp/index.html)は創業はさらに古く宝暦九年(1760年)。店の奥に当時から残る蔵が見られます。その先にも大正3年建造の「三菱館」も見られます。三菱館のとなりには佐原の観光案内所でもある「佐原町並み交流館」。ここにはそれぞれのお店で飾りきれなかった伝統の雛人形が多数飾られています。これも一見の価値あり。

交流館の雛人形
(交流館の雛人形)

じゃあじゃあ橋
(じゃあじゃあ橋)

小野川沿いにさらに行くと、30分ごとに水が滝のように流れ落ちる「樋橋(とよはし)」通称じゃあじゃあ橋。なんとじゃあじゃあと橋の下から水が流れる様子が素晴らしいということで、日本の音風景100選に選定されているそうです。

伊能忠敬記念館
(伊能忠敬記念館)

橋のたもとに、佐原が生んだ日本の偉人、伊能忠敬の生家、そして伊能忠敬記念館(http://www.city.katori.lg.jp/museum/)があります。伊能忠敬は、隠居後の50歳で日本地図を作るべく江戸に行き、55歳から71歳になるまで日本全国を測量して歩き、驚くほど正確な日本地図を作ったことで有名。なんと地球一周分の約4万キロを歩いたという、まさにウォーキングの神様のような存在。記念館には、当時の測量機器が展示されているほか、その測量の精密さの高さが記されています。

旧宅の伊能先生像
(旧宅の伊能忠敬像)

残念ながら、昨年の地震で生家は倒れ現在修復中。このあたりは、震災では、古い建物が崩壊したり、小野川の沿岸などが崩れ落ちたりかなりの被害が出たそうです。現在8割がたは修復が完了しているのでご安心を。

舟めぐり受付
(小江戸さわらふねめぐり)

船着場
(船着場)

記念館のすぐ前には、おのがわをさっぱ舟で下る「小江戸さわらふねめぐり」の船着場。船頭さんは、地元のおかあさんやおとうさんなので、地元の貴重な話が直接聞けますし、川面から見上げるまちの景色も最高。私が聞いたのは、この川をはさんで西側を「本宿」、東側を「新宿」と言って、同じ佐原地区でも、お祭りや年中行事も別々に行うのだそうです。楽しいことが毎年2回づつあるので、観光客もいっぱい来てくれてうれしいそうです。またこのあたりの住所に「イ」とか「ロ」などのカタカナが付いているのをご存知でしょうか。これもおかあさんによれば、「ホ」まであるそうです。てこぎ舟でめぐる小野川くだり。30分で1200円。とても優雅な船旅でした。

ふねめぐり様子
(川面から見た佐原の町)

小堀屋本店別館
(小堀屋本店別館)

黒切り蕎麦
(黒切蕎麦)

ふねめぐりを終えて、忠敬橋を西方面に曲がると、創業以来200年あまり、千葉県千葉県有形文化財の指定を受けている蔵造の店舗で有名な「生そば・小堀屋本店(http://koboriya.jp/)」。現在修復中のため、そのおとなりの「別館」に。別館の建物も古い銀行を改築させたもの。なんと名物の「黒切蕎麦(くろきりそば)」は、そばに昆布が練りこんであり、真っ黒のおそばです。11月から2月までの限定では柚子の皮を練りこんだ「柚子切蕎麦」もあるそうです。

八木清商店
(八木清商店)

純カステラ
(純カステラ)

佐原のお土産は、小堀屋さんの先の「八木清商店」(http://www.yagisei-shouten.rpr.jp/item/index.html)の「純カステラ」。地元の老舗蔵元「馬場本店」の純米酒をしみこませ、さらにビートルズを聴かせながら熟成させたという、こだわりのスイーツです。アド街ック天国の薬丸印の新名物にも選ばれているそうです。ここにもお雛さまが飾られていました。

八木清さんの雛人形
(八木清商店のお雛さま)

東薫酒造
(東薫酒造)

諏訪神社
(諏訪神社)

さあ、楽しいさわら小江戸めぐりも、そろそろエンディングを迎えます。この先、酒好きのみなさんは、老舗蔵元「馬場本店」や「東薫酒造」(http://www.tokun.co.jp/)で地酒を入手したあと、駅に戻る方向に歩いていくと諏訪神社。ここで健康祈願し、おとなりの公園にある「伊能忠敬像」を拝んで、佐原駅に戻ります。

雛めぐりポストカード
(雛めぐりをすると限定ポストカードがもらえます)

いかがだったでしょうか、今回の「千葉の小江戸・さわら雛めぐりウォーク」。あまり長距離を歩くことはなかったので、ハードウォーク好きにはちょっと物足らなかったかもしれませんが、千葉にもこんな素晴らしい古い町並みが残されていたなんて、なんか楽しくなりませんでしたか。単にウォーキングするだけではなく「視覚を刺激」しながらの運動は、健康と元気を取り戻すと共に、心からもスリムにしてゆきます。では次回のスマスリウォークでまたお会いしましょう・・・。

参考:
佐原まちぐるみ博物館(さわら雛めぐりパンフレット)
http://m-kaze.com/gurumi/
小江戸さわら会
http://www.koedo-sawara.jp/
佐原町並み交流館
http://www.sawara-machinami.com/index.html


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